ラビエルの効率化を極める!
中古ドメイン探偵のラビエル氏には大変お世話になっております。
彼はブラックSEOに欠かせないと言われる中古ドメインをじゃんじゃか探してきてくれます。
今回は、初心者なりに「良い中古ドメイン」を探すためのラビエル効率化について書いてみたいと思います。
ぼくが考えるラビエルの効果的な使い方
ラビエルを使い倒す!
これがラビエルの最も効果的な使い方だと思っています。
その具体的な手順を書いていきます。
24時間休ませるな!
ラビエルに休みは不要です。
そのためラビエルを24時間フル稼働させられるパソコンが必要になります。
自宅のパソコンでもいいですが、夏場にパソコンを24時間動かすと熱地獄に陥るため、止めたほうがいいです。
電気代もデスクトップだと3000円くらいかかりますし、クーラーなどの空調も必要になります。
なのでレンタルサーバのように外部にパソコンを借りて24時間動かします。
ラビエルを動かすには「お名前.comデスクトップ」というのが有名なようですが、月額2400円と少しお高いです。
しかしFC2のwindowsサーバであれば980円と半額以下です。
年一括払いなら月額780円です!
借りられるだけ借りろ!
FC2のwindowsサーバを借りられるだけ借ります。
ラビエルは、沢山動かせば動かすほど、良い中古ドメインに巡り会える確率が高まるため、出し惜しみなくジャンジャカ投資したほうがいいです。
と言いながら、自分は予算の都合上たったの5台体制です(爆)
とにかく詰め込め!
ラビエルは多重起動OKです。
なのでメモリが1GBのwindowsサーバであれば、ラビエルを2つは動かせます。
例えば5台サーバを借りれば「5台×2=10ラビエル」になるということです。
とにかく限界までラビエルを詰め込みます。
しかしサーバ1台につき、ラビエルは1つにしたほうが良いです。
1つのサーバで、ラビエルを複数動かすと逆に効率が悪くなることがあります。
ラビエルはレジストラのWEBサイトから、「ドメインを取得できるか?」というデータを取得しています。
短時間に何度もデータを取得すると、アクセス制限をかけられてしまいます。
このアクセス制限はグローバルIP単位、つまりサーバ単位です。
ラビエルはアクセス制限にならないよう、うまく間隔を空けてデータを取得しています。
しかし複数のラビエルを1つのサーバで動かすと、単純に2倍の頻度でデータを取得することになり、アクセス制限をかけられる危険が高くなります。
アクセス制限をかけられると、ドメイン情報が取得できないため、効率はかなり悪くなると思います。
また、ラビエルを複数台起動するとサーバがメモリ不足でアクセスできなくなることが何度かありました。
そうなるとサーバを再起動するしかなく、せっかく探したドメインも消えてしまうし、何より余計な時間を取られてしまいます。
連番を付けろ!
たくさんのwindowsサーバを借りると、どれがどのサーバなのか分からなくなってくるため、日々の管理業務に大きな支障がでます。
「これ作業したかな・・・。さっきやったやつやん!」という具合に。
その理由はIPでどのサーバなのかを判断しなければいけないからです。
「132.102.0.212のサーバは作業したかな・・・。120.0.23.123は作業完了・・」
っという感じで、無機質な番号の羅列であるIPでサーバを判断するのは、結構面倒です。
そのため借りたwindowsサーバに連番を振ることをオススメします。
具体的には、自分の自分のパソコンにある「hosts」というファイルに連番を記載します。
※winsows8の場合 → C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts
※サーバ側じゃなく、自分のパソコン側です
※windows8の場合「管理者として実行」でファイルを開かないと書き込めない
こんな感じで「サーバIP ホスト名連番」という書き方です。
これで「server01」は、IP「132.32.1.204」を指すことになり、
IPではなく、連番でサーバにアクセスすることができるようになります。
「1番のサーバが終わったから次は2番をやろう」
っといった具合にとても管理しやすくなります。
ちなみにこのhostsファイルは、ドメインの名前解決を行うファイルです。
通常ドメインの名前解決は、外部のDNSサーバに問い合わせますが、このhostsファイルに記載しておけばこっちが優先されます。
hostsファイルはこれ以外にも色んなことで重宝するんですよね。
作業は小さく繰り返せ!
トヨタで働いていた先輩がこう言っていました。
「作業は小さく分解して、同じ動作を集中的に繰り返したほうが効率がいい」
ラビエルを大量に動かすと、その管理に多くの時間が取られていまいます。
そのため作業を小さく分解して効率化し、作業時間を短縮する必要性が出てきます。
ラビエルで中古ドメインを探す場合、以下のように分解できます。
1.windowsサーバにリモートデスクトップで接続
2.収集したドメインをcsvファイルにして、自分のパソコンに落とす
3.ラビエルにキーワードを入れ、収集を開始する
4.収集したドメインをチェック
ちょっと長くなってきたので、はしょりながら書いていきます・・。
まとめて接続しろ!
1.windowsサーバにリモートデスクトップで接続
1台1台接続するのは手間なので、コマンドファイルを作って全サーバへ一気に接続します。
自分のパソコンに「ラビエル接続.bat」というファイルを作りテキストエディタで開き、以下を書き込み保存します
start mstsc.exe /v:server01
start mstsc.exe /v:server02
start mstsc.exe /v:server03
start mstsc.exe /v:server04
start mstsc.exe /v:server05
保存したら「ラビエル接続.bat」をダブルクリックしてみてください。
一気にリモートデスクトップが開き、1台1台接続する作業が短縮できます。
アカウントとパスワードは「資格情報を記憶する」をチェックしておけばもっと楽になります。
サーバで作業するな!
2.収集したドメインをcsvファイルにして、自分のパソコンに落とす
リモートデスクトップは、便利な機能ですがレスポンスが遅いため、サーバー上で作業をするのは非効率です。
なのでなるべく自分のパソコン側で作業するようにしたほうがいいです。
例えば収集したドメインを「取るか」「取らない」かの判断は、いろんなサイトをチェックしながらの作業になります。
そのためサーバ上のラビエルでやると非効率です。
自分のパソコンにcsvファイルで落として、自分のパソコン側でチェックしたほうが効率的です。
csvファイルに落とすには、ラビエル上で「結果出力」ボタンをクリックし、「実行」ボタンをクリックします。
ファイルの出力先は、リモートデスクトップの機能により、自分のパソコン側に直接保存できます。
この作業を全サーバ分まとめて一気にやります。
キーワードは自動生成しろ!
3.ラビエルにキーワードを入れ、収集を開始する
地味に面倒な作業がラビエルの検索キーワードを入力する作業です。
1日動かす場合、20単語ほどあればラビエルが止まらずに探し続けてくれます。
しかし、20単語×10ラビエル=200単語を毎日用意しなければいけません。
同じ単語にしてしまうと、収集されるドメインが被ってしまうため、なるべく違う単語かつ、多様性のある単語にしたほうがいいです。
ラビエル用のキーワード生成ツールを作りましたので、もしよければご活用ください。
http://domain.omiyageya-san.com/rabieru_word
調べるドメインは絞っておけ!
4.収集したドメインをチェック
収集したドメインは、リンクの質やリダイレクト有無などを確認してから取得します。
しかし、ラビエルが収集するドメインは、1日で1万~10万という数になるため、全部調べるとすごい時間がかかります。
そのためある程度の基準をもって、調べるドメインを線引きしたほうが良いです。
自分の場合は、1日に100ドメインまでと決めています。
ページランクが付いている、リンクが強そう、ドメイン年齢が長いものを優先して調べます。
またcomやnetなどの格安ドメインを優先し、jp、twなど料金の高いドメインは優先度を下げるようにしています。
中古無料ブログは、チェックせずスルーしています。
またこれまで収集したドメインを全て取ってログとして保存しておき、一度チェックしたドメインは印を付けておきます。
そうしないと不要ドメインを何度も調べることになってしまいます。
この辺りの作業は簡単なプログラムを作って管理しています。
公開はいずれ機会があれば(´Д`)
まとめ
良質の中古ドメインを取得するには、量と効率化がカギになるかと思います。
大量のラビエルを使い、作業を分解し、効率的に管理していく。
100ラビエルくらいに増やして流れ作業にできれば、外注化もできそうです。
追記
■VPSのセキュリティが心配
そんな時は以下をお試しください。
MS純正、無料です。
マイクロソフト製「Microsoft Security Essentials」
http://munibus.hatenablog.com/entry/2013/12/20/070940
■FC2のVPSは初期設定が難しい
FC2のVPSはレンタルサーバがまったく初めてという人には向かないかもしれません。
そんな場合は割高ですがお名前.comディスクトップが良いそうです。
http://www.onamae-desktop.com/st/spec/
■VPSの再起動問題
VPSの意図しない再起動で、せっかく集めたドメインデータが消えてしまうことがあります。
勝手に再起動する原因は、主に以下の2つです。
・VPSのメンテナンス
・windowsのアップデート
VPSのメンテナンスは防ぎようが無くどうしようもないです。
諦めましょう。
※AWSやさくらクラウドであれば、メンテがあっても止まりませんが料金が高いです。
windowsのアップデートはOFFにすることで対処できます。
FC2はwindows server2008なのでデフォルトでONになっているので一度見てみてください。
お土産屋さん、いつも記事を楽しみに見させていただいてます。
ラビエルの件で、ひとつお聞きしたいことがあります。
1つのサーバーでラビエルを2つ動かしているとのことですが、これは、ラビエルを1つ起動させて絞込みキーワードを2つ設定して動かしているのか、それとも1つのサーバーで2つのラビエルを起動させて(開いて)動かしているのかどちらなのでしょうか?
どちらでも変わりないかもしれませんが、よろしくお願いします。
きのしたさん
コメントありがとうございます。
1つのサーバーで2つのラビエルを起動させていました。
絞込みキーワードは、1日~2日くらいは止まらずに動かすため、20個くらい設定してました。
ただ、1つのサーバで2つのラビエルを動かすのは、あまり推奨できない方法です。
理由は、当記事内に追記しておきます。
推奨できない理由に、この記事を書いてから気が付いたため、余計な情報をお伝えしてしまい申し訳ありません。
ラビエルを沢山動かす場合は、VPSサーバを沢山借りるのが最も効率的かと思います。
お土産屋さん
リモートデスクトップを使ってラビエルを使う方法を調べていてこちらのサイトに辿り着きました。
大変参考になる情報ありがとうございます。
早速、私もこちらでご紹介されていたFC2のWindows VPS バリュープランを申し込んでラビエルを使い始めました。
2週間ほど問題なく使えていたのですが、先ほどからリモートデスクトップにアクセスできなくなってしまいました。
原因を調べてみたらどうやらメモリ使用量が制限を超えてしまったようです。
おみやげ屋さんは毎日にラビエルを回していて、メモリ制限に引っかかったりすることはないでしょうか?
何か設定で、ラビエルのメモリ使用量を抑えることができたりするのでしょうか?
ご存知でしたらアドバイスいただけると幸いです。
よろしくお願い致します。
ウィルさん
コメントありがとうございました。
私もFC2のメモリ制限に引っかかったことがあります。
そのときは、1台のVPS内で複数のラビエルを動かしていたからでした(汗
サーバにアクセスできなくなる原因は、FC2のVPSはスワップ領域が無いため、メモリを使い切るとプロセスが消されるからです。
この時サーバに必須なプロセスまで消されてしまい、リモートで繋げなくなることがありました。
対策としては2つあります。
1.VPSにスワップ領域を作る
2.ラビエルを定期的に再起動する
1のスワップを作ると確実ですが、けっこう大変です。
そのため私は2をやっていました。
毎週月曜に再起動(ラビエルを閉じてまた起ち上げる)する感じです。
このように定期的に溜まったデータを解放してやれば、メモリが空いて止まることが無くなると思います。
ちなみにメモリが原因でサーバに繋げなくなったら、FC2のコントロールパネル(PLESK)から再起動すれば、繋げるようになります。
はじめまして。ぼんと申します。
大変参考になる情報ありがとうございました。
お土産屋さんのやり方を参考に
数台サーバーを借りてみました。
今のところ非常に順調に使えていて
とても助かっています。
本当にありがとうございます。
ちなみに、このようにwindowsサーバに
リモートデスクトップで常時接続している状態は
セキュリティ上 大丈夫なものでしょうか?
サーバー側の方は特にウイルスソフトなどが
入っていないので、セキュリティ面が心配です…
もしセキュリティ対策で必要なことなどあれば
教えて頂けると助かります。よろしくお願いします。
ぼんさん
ご質問ありがとうございました。
windowsサーバのセキュリティに関して回答いたします。
私個人としてはwindowsサーバのセキュリティは全く心配していません。
windowsサーバはデフォルト状態でもある程度セキュリティ対策がされているからです。
WEBサーバとして使うのであれば追加のセキュリティ対策が必要ですが、ラビエル専用として使うのであれば、ポートもほとんど閉じられているはずなので、リモートデスクトップのパスワード管理をしっかりしていればよっぽど大丈夫だと思います。
仮にウイルスに感染しても、ラビエル専用であればVPS上には重要なデータが無いので特に問題にならないかなと。
感染したらVPSを解約して捨てるか、OSの再インストールで解決します。
ローカル側のセキュリティは、サーバ云々よりもローカルのセキュリティソフト次第になります。
お土産屋さん
お忙しいところ早々にお返事を頂き、ありがとうございました。
ご丁寧に説明して頂いて、とても良く分かりました。
windowsサーバのセキュリティは
大丈夫ということで安心しました。
ご回答本当にありがとうございました。
はじめまして!
内容を拝見して大変参考になりました(^^)/
ありがとうございます!!
5月末でラビエルの販売が中止とみかけたのですが
よくある煽りでまたすぐ販売するんですかねw?
あきひろさん
コメントありがとうございました。
ラビエルの再販は開発者の方が無いと言っているので、無いんじゃないかと思います。
メンテナンスが大変ですし、ラビエル開発者の方だったらツールを売るよりアフィリエイトの方が儲かるでしょうし。
お土産屋さん
返信ありがとうございます!!
たしかに、開発出来るほどの方であれば、アフィガッツリ儲けそうですね!
お土産屋さん
とても参考になる内容ありがとうございます。
教えて頂きたいことがあります。
お名前.comデスクトップでラビエルを動かすのは難しくなさそうですが、FC2のwindowsサーバでも簡単に動かすことはできるのでしょうか?
もしくは、ある程度知識がないと難しいでしょうか?
たけさん
コメントありがとうございました。
FC2は設定が簡単で、料金も安いためオススメしていました。
でもVPSを借りたことが無い方の場合は、設定が難しいようです・・。
たしかにFC2の管理画面は不親切ですし・・・。
お名前.comは利用したことが無いので何ともです・・。
手間をかけたくないならお名前.com。
料金を安くしたいならFC2。
という感じでしょうか。
複数台稼働させるご予定なら、FC2に軍配が上がる感じです。
料金が圧倒的に安いので。
FC2はラビエルを動かせるまで行ければ、その後は特にトラブルなく使えるますし。
お土産屋さん
回答ありがとうございます。
はやり、知識が必要なのですね・・。
時間がある時にVPSについて勉強してみようと思います。
いつかFC2にチャレンジします!!